闇金などの取り立てから夜逃げをしても、本人が債務を処理市内限り、借金が消滅することはありませんから得策とは言えません。
逃げている間に時効を成立させて借金をチャラにすることだと思いますが、業者がすんなり時効を認めることはなく、周辺に迷惑をかける場合もあります。
また業者の取り立て以外にも、日常生活にも支障をきたします。
移住先を知られないために転居届や住所変更、出産届などの各種届け出がされないと、受けられない公共サービスが多くなります。
住民票なら選挙権、国民健康保険、郵便物の受取、免許など利用不可となりますし、出産届が出されていないと、教育、就職、結婚など通常の生活を営むのは困難になるのは明らかです。
業者の中には、債務額を大きくするためわざと何年も請求せず放置し、莫大な延滞料金が加算された債務の請求をする場合もあります。
不利益が多く、無駄な行為であるのは明らかなので、自己破産などの法的整理をとることが賢明と言えます。
自己破産のメリットは、借金がなくなることです。
弁護士費用や手続きなどで100万円程かかる場合もありますが、それでも借金がなくなるメリットの方が大きいのではないでしょうか。
ただ家はもちろん、貯金、退職金も処分され、ギャンブル、買い物のし過ぎなので作った借金には利用できませんが、デメリットよりもメリットの方が上回る場合には、検討してみてはいかがでしょうか。